よくある、パターンのレイアウトですね
みなさん、どうやって作画していますか?
(作画をしない人には、ごめんなさい)
私なら通常は、(1)図の様に補助線を引いてあたりを取ってから
作画しますが、正確に作画しようと思うと結構時間のかかる
作業になります。
図(1)
また、(1)図の様に軌道が直線で、二枚の原画の位置がある程度離れて
いれば比較的簡単に補助線を引けますが、(2)図の様なレイアウトだと
補助線を引くのも大変です。
図(2)
また、皆さんも経験があると思いますが。
1/2(中1枚) 1/3(中2枚) の位置は比較的簡単に作図出来ますが、
1/5(中4枚) 1/9(中10枚) 等の中央位置の無い作図の際は位置と寸法の割り出しが
かなりやっかいです。
「せめてサイズだけでも計算できれば、後は拡大コピーであたりがとれるなぁ」
と、思ったのは10年くらい前だったでしょうか・・・
以来、精度が必要なときはまず計算をしています。
計算式はわりと簡単です。(均等中割りなら・・ですけど)
まず前提条件として
原画 A のサイズ = a
原画 B のサイズ = b
A-B 間の分割数 = K
A-B 間の中枚数 = K-1
求める動画 C のポイント = P :( P は A から近い順に 1.2.3...K-1.)
:( P=0 で A P=K で B に なる。 )
求める動画 C のサイズ = c
と、置きます。
この場合、原画 C のサイズは、以下の式で得られます。
c = (a * b * K) / (a * P + b * (K-P))
なぜ、この式で計算できるのかが知りたいかたは、次のページをご覧ください。
ご注意!
この式は、 「 単点透視 」 及び 「 視線方向に垂直な長さ 」 に のみ、
正確な値が得られる式です。
それ以外の場合には近似値として扱ってください。
で、計算式が比較的簡単といっても、いちいち、電卓をたたくのも「アレ」ですから
プログラムを用意しました。
このページを見ているヒトならば、目の前にはコンピューターがあるはずです。
これを使わない手はありません。何しろ「計算機」なのですから。
計算はコイツにやらせましょう。
中割り寸法計算表(EXCEL版)
中割り寸法計算(TCLSHスクリプト)
プログラムの使い方は、それぞれの説明をご覧ください。
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