キー計算について - [[りまぴん]]
目次
「りまぴん」のキー変換について
AEのクリップボードのテキストは有効数字6桁だ
AdobeAfterEffects のタイムリマップは、キー情報として
「対象となるフッテージの先頭からの時間」
を 秒数 で持っているようです。
また、クリップボード経由でこのデータをやりとりする際には
有効数字(全桁数)6桁 の値でAEから出力される
みたいです。
読み込み時は内部精度で読み込んでいる模様
実際のトコロは わかんないけど 動作をみているとそうなっているぽい。
これを、24fpsのフッテージに当てはめて考えて見ると
.000000 〜.0416666 秒 | 第一フレーム |
.0416667〜.0833332 秒 | 第二フレーム |
.0833333〜0.124999 秒 | 第三フレーム |
0.125000〜0.166666 秒 | 第四フレーム |
・ | ・ |
・ | ・ |
・ | ・ |
と、まあこんな感じに対応付けできるわけです。
で、この方式には実は問題があって編集対象のフッテージの長さが 長くなってくると どんどん 精度が落ちて行って…
ズレるぞ
当然なんですが 240000フレーム(02:46:40+00 = 10000秒 ・秒数 5 桁)を 越えた時点で[指定できる時間の最小単位が 0.1秒] になっちゃう。
で 24fpsのフレームレートに対する一フレーム単位の指定が不可能になります。 うひゃ〜ん!
やぁま、実際は これよりもかなり高い精度で渡しても AE側では受け付ける様です。 が、キー情報としてクリップボードに書き出すと
02:46:40:01 = 10000.0 02:46:40:02 = 10000.1 02:46:40:03 = 10000.1 02:46:40:04 = 10000.2ってなカンジでクズデータに早変わりです。
そのキーをコピーして「りまぴん」に書き戻す事はできません。
解決策は比較的簡単ですかね?
なかなか腐った解決策その一
フッテージのフレームレートを無理やり 1 fps に設定してやれば、最大値で999999フレーム(11:34:26+15 / 24fps換算)
までの編集が可能になります。
誤差も乗らないはず。
実写クリップでこれをやると実時間との対照がとれなくなるので危険です。
やらない方が得策でしょうか。
ま「ビデオ編集ソフトじゃないんだから、バカ長いフッテージは、分割しろ」 ってことですね。
ちなみに二時間以上ある様なフッテージを仕事で使った事は無い・・ 使いたくはないし。
で、まあ指定単位が 1/10秒なんて所はハナから問題外ですけど、 どうも作業中に危険な感じがするのは、精度が 1/100 秒になる区間で
この区間は 24fpsでは 24000フレーム〜239999フレーム (16:40+00〜02:46:39+23)になります。
この区間は、書き戻しや変換の際に1k ずれることがありそうです。
実際の所、何回か試してみると…でますねズレが。
少し高めの精度で計算して6桁の数値に変換するときに きちんと(!?) 「繰り上げ」してやれば良いのですが、たぶん(当然)「四捨五入」で 丸めちゃってるんでしょう。
時々1コマずれます。
普通「四捨五入」だよねぇ…時間制御だけじゃないんだし。
全部「四捨五入」だと3コマに1コマは必ずずれるはずなんですが… それほどは ずれない…?
他の原因もあり?
フレームのサンプル点を当該フレーム継続時間のど真ん中に置いてしまう。
で、「りまぴん」としては 簡単で一番誤差が入りにくい解決方法として
動画番号から秒数を割り出すときに
( 動画番号 − 1 ) × フレームレート
ではなく
(( 動画番号 − 1 )+ 0.5) × フレームレート
で計算して、時間のサンプル点をフレーム継続時間の中心にもってゆくこと と いたします。
β版からは、こちらの計算方法に切り換えることにします。
アルファ版の計算はすべて前者です。
書き戻しは、もともとすべてフレームの継続時間で見てますので変更なしです。 「りまぴん」のデータを書き戻す時は、これで全然問題ないはずです。
他のソフトからAEに入れて(AE上で直接変換したものも含む)クリップボード経由で書き出したキーは… スイッチつけますかね「 0.5 フレームシフトかけて読み込む」みたいなオプション
ま、実際に使っていって誤差がでたら、またなにか考えますです。ハイ
2003.10.20 Nekomataya/kiyo
2005.08.21 wikiに転載。
インデックスだけ追加 文章が大変イタイけどおいら平気さ。
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