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Nekomataya/2016

ビデオ掃除 - 古いフィルムの画面の掃除


目次

古いフィルムの画面の掃除

発端

先月、古いビデオをキャプチャーしました。もう、20年以上前のビデオ…さらに実写だけでなく紙アニメ…

つまりこのデータは

紙に書く>8mmFilmでアニメ>民生カメラ+改造映写機でテレシネ

	 ↓
	 歳月
	 ↓
SONY製 コンポジット-DV コンバータで A/D変換 > MSDVコーデックでキャプチャ

というコースで出来たデータです。

…こんな、絵です

あまり画質良くない…マ、しようがない…オリジナルのフィルムソースが手元にあるものはそちらから取り直しても良いのですが、そうそう都合よく原版が手元にあるわけも無く…まして20年も経っているので当然フィルムは劣化が予想される。

んまぁ ひとつ、このデータを掃除してみることにするダヨ。

その処理のメモです。

現状把握

標本が静止画一点では心もとないので傾向の違う画像を何種類か拾い出します。

このくらいあれば足りるか? もう少し極端なサンプルも欲しいか?

 紙アニメ 線が少なめ

 紙アニメ 線が多め

 紙アニメ 黒背景

 紙アニメ 白っぽい(O.L途中)

 セルアニメ 普通

 セルアニメ 暗め

おっと、いけない 実写の分は著作者に許諾をとってない…


 実写映像 明るめ


 実写映像 普通

うまく全ての映像に適合するお掃除フィルタが組めれば、万歳

ダメでもそれぞれの映像に対するお掃除処理を組んでデータのお掃除だーおー

雑感

全ての映像に共通している点は、

スポット位置の情報を抜きだして緩和。これも上記と同一の処理に出来そう

うむ、イロイロあるなぁ

ほかにも気になる点はあるが…

ト、いうことでこのあたりはOKとすることにしよう。仕様です。


続き

試しに1枚調整してみる。

エキサイターランプとレンズの影響を抽出します。

…なんて云っても実は、それほど難しくは無い。

要は、この「素抜け」の絵が欲しい訳です。

アニメ1本通して見れば 1コマや2コマくらいは「スヌケ」のコマがあるはずなので それを抜き出して別ファイルでとっておきます。

もしも「スヌケ」が無い場合でも慌てず騒がず。紙アニメならば画面の大部分はスヌケの絵のはずです。 線の少なそうな画面を5〜10枚も抜き出して、明るさを調整して「比較明」モードで合成してやれば、「スヌケ」は手に入ります。

実写だと…つらいかも。

ま、とりあえずこの「スヌケ」が実は原画から排除すべき情報そのものなのです。

ここではこれを、便宜上「配光データ」と呼びます。

差分をとってランプの影響の少ないネガ像を得る

配光データと、原画像の「差分」をとります。

…と、ネガ像が得られます。

元画像と「スヌケ」の露光が一致していればこの「ネガ像」には、ランプと焼き付きの影響は 無くなっているはずですが…

反転させて確認

さて、このネガ像を反転させてやれば…

こんなカンジ…原画よりはだいぶマシですかな?

いや、ま さすがにこれ一発のみは、ちょと無理がある?

この方法で復元した元画像は、暗部にノイズが残るのが判っているけど、紙アニメなのでもちろんおっけー

ヨシヨシ。これをベースに微調整すれば良いでしょう。

細かい調整のためトーンカーブを挿入

原画像と配光データの差を微調整するために配光データに対してトーンカーブを適用します。

このトーンカーブを調整することで、原画像から削除する情報の質を調整して画像の調整を行ないます。

画像データをグラフ化して確認

今回のデータは、最終上がりをmpeg2 /DVD-Videoで保存の予定なので、WFMデータを見ながら調整することにします。

PC用のデータもほしいところだが、とりあえずビデオ用のデータ(DV NTSC)を調整して、そこからプレビュー用のムービー(正方ピクセル320x240)を作ることにしましょう。

WFM(ウエーブフォームモニタ) フォトショップにはWFM機能がないので、AEを使う。

AE6.5(Pro版)には、以前別売りだったWFM機能がつきましたので、それを使います。

基本的には白地に線画のデータなので、ベースのピークレベルをIRE75〜85あたりに置くことにする。

ブラックポイントは IRE15〜20 程度かと一瞬思ったが、絵柄が絵柄なのでダイナミックレンジをあまり広くとるとかえって線画のニュアンスを殺す恐れがあるので30から50程度に置くことにする。

こんなもんか?

上で調整したデータヒストグラムを採取、フォトショップでの予備調整の目安にするためにグラフを メモ メモ

あがりデータはビデオ向きなので、信号があまりきつく変化しないように、かつ後調整しやすいようにデータのレンジはこんなカンジか。

PC表示データの場合はスポットのキレを期待して ガンマを高目の、ダイナミックレンジもやや高めでねらう。下地の色もかなり明るめ。

ビデオのデータから再加工で ほほいっとよっこらせぇ!

これであがりデータはPC表示用とDVD収録用の2種類を拾うことに… お、ちょっとゼイタクーかも。……そこまでやる価値あるのか?これ

ま、よし

おまけ調整

むん、ビデオの方、フレームの縁にでているグレーのノイズがジャマかな?

白でなく暗いほうにフェードするように、配光データを拡大して影を消してしまおう!

配光データを拡大して、カーブで明るさを落として、比較明でよいしょ

ふむふむ、周囲の色むらが青紫方向に出ている…目立つかな?…あと、下地の色みがクリアになった分カメラの疑似カラーノイズが気になるかな…

…ちょっと本末転倒だけど、元の画像を周辺部分だけカラーモード50%でブレンドして 少し「色温度」戻しちゃえ。

柔らかくなった…

ハイ!こんなカンジ

この処理を元にほかのサンプルもパラメータを調整してみよう…どのくらいの幅になるかな?


また続く …きっとね