Element_ID - TimeSheetFormat
目次
マップエレメントのエレメント名称
マップエレメント
マップエレメントはセルや撮影指示フレームを示すタイムシート上に記載される情報単位ですシート上に記載される文字列は、マップエレメントを一意に特定できる文字列
(特定に失敗したら、それはその時のこと 不明記述は許容する設計なので)
マップに登録した情報にアクセスする為のラベル
エレメント名称
エレメント名称は、シート外でエレメントを一意に特定する事の出来る文字列一定の規則に従ったパス表記で以下のように表現される。
一般に画像ファイル名に使用して、ファイル名のみで その画像のマップに対する情報を管理する為の記法
注)さらに上の階層を拡張してカットにまたがってエレメントを一意に指定する事も可能。 [ ] 角括弧内は省略可
[作業ステージプレフィクス -] グループラベル - エメントID [- 修正レベルポストフィクス]
例:
レイアウト - キャラ - 1 - 修正 | レイアウトのスキャンでキャラ指示1枚目 |
原画 - A - 1 | 原画のスキャン A-1 |
原画 - A - 1 - 演出指示 | 原画A-1 に対する演出の指示書き |
動画 - B - 12 - カブセ | 動画B-12の修正 |
[CELL -] C - 32end | セルC-32番画像 |
各要素は、/? *[?-? ]? */ ハイフン、または空白を連結子として連結する
連結子の前後に連続する空白は一組の連結子として扱う
前後の拡張要素は省略する事が可能 省略時は、連結文字ごと省略すること
ステージ省略時は "CELL" / 修正レベル省略時は "無修正"
グループラベルには、空白文字および連結文字以外の任意の文字を使用することが出来るものとする。
グループラベルは、可能な限り1文字推奨(?)
グループラベルがあらかじめ登録された単語で、かつエレメントIDが/[0-9]+/ である場合に限って連結子を省略可能
A-1 = A1
BG - 3 = BG3 ("BG"を登録ラベルとしてある場合のみ)
作業ステージプレフィクス
エレメント名称の前部には、作業ステージをあらわす作業プレフィクスが付加されます。 作業ステージとは、制作過程においてタイムシートが書き換えられる工程ごとに新規に設定され、前工程の要素およびタイミングを参照しながら後工程の作業を行なう為に配置される段階を指します。通常は以下のように撮影要素に大幅な変更が加えられるごとにステージが更新されます。
(コンテ撮)
↓
(レイアウト)
↓
原画(アクションシートに相当)
↓
CELL(従来の合成用シートです)
制作状況が平常ならば前2工程のステージは存在しない場合があります。 また、システムの設定次第ではこれ以上のステージを設定する場合があります。
ステージを設定することで、単一のカットに対して複数の撮影要素を登録することが可能になります。 合成エレメントおよびタイムシートはステージごとに別のものが保存管理されます。
ただし、一般に作業ステージをエレメント名として記述するとファイル名が長くなるので ディレクトリによる分類を推奨
グループラベル
合成エレメントが所属するグループをあらわすラベルです。 一般に以下のような組み合わせで使用されます。例) BG(1),A-1,B-2,C-1
当システムでは、以下のグループラベルを「標準ラベル」として扱います。 標準ラベルはサイトごとに登録管理可能です。
BG | 背景 |
BOOK | ブック |
[A-Z] | AからZアルファベット一文字 |
PAN | パンフレーム |
Frame | 撮影フレーム全般 |
SLIDE | スライド指定 |
T.U | トラックアップ指定 |
T.B | トラックバック指定 |
Z.I | ズームイン指定 |
Z.O | ズームアウト指定 |
付けPAN | カメラトラック指定 |
目盛り | カメラまたは素材のトラッキング指定 |
エレメントID
グループ内でエレメントを一意に識別する為のIDです。 一般的には、整数の数値で与えられます。 数値は、半角と全角の数値を同じ者として扱います。 数値は、0を使用して桁合わせを行なって良いものとします。 また以下の様に括弧で囲まれた数値を同じ10進数値であると見なします。
[010] =10 | 0o010 = 9ではない |
(1) =1 | -1ではない |
<12> =12 |
エレメントIDにはこのほか、通常の文字列を使用できます。 (ソートの際はシステムに依存した順位となります。設定考慮中)
A-あ,A-○,A-▽,A-■,A-X,A-blank,A-<イ>
タイムシート(XPS)上の以下の標準IDに一致する記述は、該当するマップエントリが存在しないかぎり設定された特定の意味を持つ予約語です。 幾つか同じ意味を持つIDが用意してありますので、マップエントリとして同名のエントリを設定する場合は、他の代替IDを使用して設定された機能を使用するようにしてください。 全ての代替IDを使い果たした場合は、それらの機能にアクセス出来なくなります。
bkank,X,x,X,x,×,〆,0 カラセル指定子 ○,●,▽,△,▲,▲,■,□,◇,◆,・,.,+,=,*,*,@,# 中間指定子 中間指定子は、中間エレメントの兼用指定IDです。 細かい意味は別項参照
修正レベル
同一のエレメントに対する修正画像を表すポストフィクスです。 演出家による処理指定、作画監督による修正画等に対して設定します。 同ラベル、同IDを持つエレメントはシート上で同じタイミングを占めます。その際の表示優先順位を決定するパラメータとして扱われます。 登録されたキーワードは、キーワードごとに設定された表示優先パラメータを数値で持ちます。 数値が高いほど修正レベル(表示優先順位)が高いものとします。 標準で以下のキーワードが設定されています。(カスタマイズ可能)
(無印) | 0 | 修正無し。原画の場合は上がり原画そのもの |
演出 | 10 | |
作監 | 20 | |
メカ | 30 | |
エフェクト | 40 | |
総作監 | 50 | |
助監 | 60 | |
監督 | 70 | |
総監督 | 100 |
パラメータは調整中(この数値は、主に自動処理の際にレイヤの重ね順を決定する為に使用されます。)
キーワードを描き込むか、数値を直接書き込むか、または書き込まれた文字列1文字あたり10ポイントを加算して修正レベルパラメータとして処理されます。 制作体制ごとにプライオリティが変化することが予測されますので、この要素は制作単位ごとに編集可能なように構成されます。
エレメント名称の連結
原画等で1点の画像に複数のエレメントが描き込まれている場合、画像にエレメント名称を連結した名前を付けることが出来る。その場合は、エレメント名称を/[_?/]/アンダーバーまたはスラッシュで連結して複数のエレメント名称を記述する。
ファイル名に用いる場合は、空白やスラッシュは都合が悪いので、以下のようにハイフンとアンダーバーで構成することが望ましいデスよ。
A-1_B-1.tiff
LO_BOOK-1_A-1.psd
photoshopのレイヤ等の場合は、お好きな方でどうぞ(31バイト制限注意)
A 1/B 1
LO / BOOK(1) / A-1
こんな感じ
この名称だけで、マップに登録する情報がおおかた判る。
マップを作りたいヒトは、この名前規則に添ってファイル(レイヤ)名をつけると後はほぼ自動処理でマップが作成できる予定。
ステージプレフィクスは、フォルダの名前付けで分類した方がラク…な予定
Powered by YukiWiki 2.1.2a / Modified by Nekomataya.