IsotropicRaster - 等方向性ラスタ
等方向性ラスタ
いつ思いついたか忘れたけど、最近ふと思い出したネタ
通常のラスタデータはスキャン方向依存が大きいので、もう少しなんとかならないかと思っていました。
具体的には72dpiのデータの線密度は垂直・水平方向では確かに72dpiです が 45°方向では (72/1.4142)≒50.91 まで低下します。
この方向はまだマシな方向で、他の方向についてはさらに低いわけで…昔の写真で言う「解像度」とは実は結構違う数値なわけです。
スキャン方向のオフセットを持ったデータを合成してやれば低解像度画像でもかなり画質の向上が見込めるはずだよなぁ…とか、かつて思いついて
…思いついただけで、そのまま何もしないで放置してました。
数日前にふと思い出して『どの程度効果あるのか』試してみようかと思って上のムービーを作成してみました。
下側は72dpi単独素材 上側は同じく72dpi(画面横幅720px)のデータを5方向分(0,36,-36,72,-72)合成して作ったムービーです。
各素材は10インチ幅のepsデータをいったん1200dpiでレンダリングしたあとスキャン角度の差だけ回転したあと72dpiに縮小してあります。
クリアネスは解像度なりに低めですが、解像度があまり方向に依存しない様子は見えるかと思います。
個人的にはこういう絵は好きです。
実際の写真をスキャンしてデータを作る場合は、素材の角度を固定できる冶具等を作ってスキャンするのが簡単でしょう。
なんとなく、そんだけ
鉛筆の線でも試してみた…かなりいける
中途乗りかえなしで 100倍スケーリングです
この処理、標準的なフォーマットにならないかな? ハイエンドカメラとか美術用途で使えるような気がする
私が始めて考え付いたとは思えない(ほど単純な)のでどこかで作ってはみたけど売れてないだけなのか?
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