enoshima_kamakura - 江ノ島・鎌倉めぐり
江ノ島・鎌倉めぐり
催行:2010年11月16日(火)
フリーパス を使って江ノ島と鎌倉の神社と史跡をめぐりました
岩屋の中ではローソクの灯りを貸してもらえる
第一岩屋は奥で2叉に分かれていて、左側奥に石の祠と珍しい子持ちの狛犬が…
この場所が江の島で最も印象的だった…
江の電に乗って鎌倉へ。鶴岡八幡宮に参拝するも、とくにつよい印象がない。
なんというか…からっぽ? ここ数年来感じていることなのだが、神社…とくに名のある大きなお社を訪れたとき、以前(といってもわたしが生まれてからなので40〜10年前)のような「厳かで濃密な空気」を感じなくなった。これは日本人が伝統的に保持していた「信仰心」が、時代の変遷にしたがって変質し、薄まっているからなのだと思う。ぎゅーっと煮詰まった、想念のカタマリが生じさせる目に見える形としての信仰の証。そういうものが消えかかっている。
日本ではごく一部の伝統職業以外、ヨーロッパのような「保守勢力」というのは存在しないのかもしれない。町並みや商店に並ぶモノを眺めれば、日本人が「保守するものを持たない」ことは一目瞭然。ふにゃふにゃで、外界という器にあわせて雲や水のようにカタチを変え、いまは「個」と「カネ」と「自由」と「インターネット」の波にゆさぶられている。これは日本というカタチの大元をゆるがせて、転覆させるほどのパワーのようだ
八幡宮の大イチョウが倒れたのは、そういうことなのかも…。イチョウは蘇って新しく根づいた。カタチのみえない混沌のなかで、枯れてしまうかもしれないけど…いまを生きるわたしはこの波に飲まれていくつもりだ
本殿は空っぽでも、境内の随所(主に樹木の繁る場所)にはまだ厳かな気配が残っている
鶴岡八幡宮、祖霊社。ここは氏子さんと戦死者の御霊を祀る場所で昭和24年創建。新しい社だが、ここが一番濃かった
お金サマのパワーは絶大! 廃れる自然への信仰とは裏腹に、富への信仰はますます深まっている。ここはリアルタイムな「信仰の場」としての気配が濃ゆい。で、お金にまつわる神社であっても、神域らしい清らかな気配を備えていたりもする不思議な場所…。お金持ちになるためにはお金そのものへの執着を「洗い流す」ことが必要なのか?…と、小銭ををじゃぶじゃぶ洗いながら思えるからかもしれない。今回、訪れた場所では一番のお勧めポイント!
おおもとは「水神」さまのお社と思われる。富は水。命の源である水にある?
佐助稲荷神社から鎌倉の大仏へ至るハイキングコース
説明不要の大仏さま 思ったよりハンサム 二重アゴに段腹ですが、、、
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