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Nekomataya/2024

kacAE - 立体ぽいスケーリング [[AEexpression]]


目次

立体ぽいスケーリング AEexpression

	kacAE_III Ver 1.0	2005/12/03	Nekomataya/kiyo

倍率をキーフレーム指定して、擬似的に3次元(奥行き)であるかのように スケーリングするエクスプレッション。(エフェクトテンプレート=アニメーションプリセット)です。

AE 5.5のエクスプレッションで構成されています。AE5.5以降で使用可能です。 そろそろもう、AE5.5で書くのは終りかなと思ってます。

次の版あたりで古い記法を受け付けなくなったら面倒くさいので、今までのエクスプレッションとか6.0以降の記法にコンバートしておかなくちゃと思う今日この頃です。

レイヤ本来のスケールプロパティとは別に エフェクトとして解決します。

思い出したように時々手を入れていましたが、先日思いついたアイデアでなんとか使えるものになったような気がします。

少し複雑になってしまって使い方がわかりづらくなったので こちらにカンタンなマニュアルを置きます。

サンプルプロジェクト込みのダウンロードはこちらからどうぞ。

http://www.nekomataya.info/cgi-bin/control.cgi?PAGE=85&ITEM=051201

このアーカイブはサンプルプロジェクトです。

アニメーションプリセット自体は、常に「お道具箱」で最新版がダウンロードできます。

このエクスプレッションには、レイヤに以下のタイムラインが必要です。

	effect("指定倍率(%)").param("スライダ")
	effect("フレームスキップ").param("スライダ")
	effect("フレーム指定").param("チェックボックス")
	effect("kacAE_III").params("カラー")

●フレーム指定時のフレーム数は伝統的なアニメーション撮影フレームの数値です。

レタスフレームの指定はできません。 レタスフレーム対応は、リクエストがあれば考えます。必要な方が改造しても良いでしょう。難しくはないと思います。

○ レイヤを名前で参照するために、上記以外の名前をつかいたい場合は、エクスプレッションを修正する必要があります。

○この版では、タイミング助変数を出力するため、受取側のスケールおよび位置に特定のエクスプレッションが必要です。同梱のエクスプレッションリス(kacAE_III_sub.js)参照

 同梱のアニメーションプリセットには組み込み済みです。

あなたは、このプログラムのこの著作権表示を改変しないかぎり 自由にプログラムの使用・複製・再配布などを行うことができます。

あなたは、このプログラムを自己の目的にしたがって改造することができます。 その場合、このプログラムを改造したものであることを明記して、この著作権表示を 添付するように努めてください。

このプログラムを使うも使わないもあなたの自由なのです。

作者はこのプログラムを使用したことによって起きたいかなる 不利益に対しても責任を負いません。 あなたは、あなたの判断と責任においてこのプログラムを使用するのです。

なんか、困ったことがあったら以下で連絡してもらえると何とかなるかもしれません。 http://www.nekomataya.info/bbs2/ またはメールで

どんな時使う?

よくある

「一定サイズでかつ一定位置で作画された素材」を複雑な軌道指定にしたがって拡大縮小かけるカットです。

枚数節約や、労力の軽減に効果的なのでよく使用されています。

AEを3Dモードにするとパースの計算は自動でやってもらえますが、絵を描いている側では、さすがに3Dモードのパラメータで指定は(普通では)できないので、カットに仕込んである指定は、フレームサイズ拡大率(%)で行われるのが通常です。

このエクスプレッション(アニメーションプリセット)では、スライダにフレームサイズ拡大率(%)を指定して合成処理を行うことができます。

作業手順

では、サンプルを使って作業手順のご紹介です。

合成素材をインポート

ま、ともかくインポートしてください。必要な素材を配置して、位置やサイズを確定できる素材を先に配置してください。

レイアウトに重ねて軌道曲線の指定を表示させます。半透明にするのが良いでしょう。

軌道を位置プロパティで打ち込む

拡縮させる素材を配置します。

サンプルにあるように、100%のままで軌道に沿った「位置」のキー付けを行ってください。

軌道が単純な場合は、開始点と終了点だけでも良いと思います。 複雑な軌道は途中に何点かキーを作成して軌道曲線指定をトレースするつもりで描くと良いでしょう。ベジェカーブを使って軌道を「だいたい」あわせます。

その際、アタリをとるためにスケーリングしてもかまいません。 ただし、このエクスプレッションでは、拡大縮小をエフェクトで再処理しますので、このときつけた拡大縮小は、エクスプレッション適用前にリセットしてください。

後で微調整できますのであまり厳密に位置を決め込まなくても大丈夫です。

アニメーションプリセットを適用する

サンプルに同梱の kacAE_III アニメーションプリセットをレイヤに適用してください。

以下のタイムラインができます。

カラー制御を使用しているのは、計算結果が4次元(位置+スケール+タイミング係数)の値になるためです。

カラー制御は、出力が0〜1に限定されています。位置とスケールの計算結果は受け取る側で-30000〜30000に展開する必要があります。エクスプレッションを流用なさる方はご注意ください。

拡大率(またはフレームサイズ)を打ち込む

指定倍率(%)タイムラインを開いて、レイアウトやシートの指定に合わせて 拡大率のキーを作成してください。

軌道曲線を入力する際にスケーリングしていた場合は、ここでリセットしてください。スケールプロパティにキーがあれば、すべて削除してください。

ここでプレビューをすると、拡大率にあわせて位置が変化する様子がわかります。 このタイミングは、あまり複雑なカーブでない限り立体的に計算した一定速度のタイミングとほぼ一致します。

静止画を単純に拡縮する場合は、ここで作業が終了できるかもしれません。

ここで終わればラクなのに…

コマうちを調整

作画タイミングが「すべて一コマ」なんてことは、めったにありません。 だいたいは3コマ、よくて2コマです。

そんな素材を 1コマでスケーリングすると変にカクカクすることがあります。

このプリセットは「可変コマうち対応」です。

フレームスキップタイムラインを開いて、コマうちが必要な部分にキーを打ってスキップ数を指定してください。

AEのプレビューに指定する。フレームスキップと同様に 3コマ撮りの場合は"2" 2コマ撮りの場合は "1"を入力します。"0"は、ひとコマ撮りです。(これは、主にゼロ除算エラー回避の為の仕様です。)

タイミングを修正

カット内容によっては、途中で動きが早くなったり遅くなったりすることがあります。

ってゆうか、「普通なるだろ。」

あまり単純だと、動きが「カタク」てやなカンジになることがよくあるです。

「カタク」て良い場合もありますがそうでない場合は、適切なタイミング調整をしてください。

先に指定した拡大率キーのタイミング調整を行うと、素材の位置が拡大率のタイミングににしたがって変化します。サンプルでお試しください。

キー間で「 前タメ」「後タメ」「中タメ」「両タメ」 何でもいけます。AEの仕様のせいですが、「モドシ」をかけることもできます。

タイミングを調整してゆくと想定していた位置とタイミングから絵がはずれてしまうことがありますが…それは頑張ってあわせてください。さすがにそれを手伝うのはムリ。

アドバイス

では、気に入ったうぎきになるまで頑張ってください。わたしもボチボチ仕事します。


あー、こんな手順になります。 かなり複雑な拡縮+軌道曲線でも「やりかた」を決め込めば、作業効率は上がりそうな気がする。面倒な計算(特に手計算)は減らしたいよねぇ。拡大縮小セットでした。


注意点

サイズは拡大率スライダで調整

このプリセットを使う際は、対象素材のスケールにキーを打たないでください。 アンカーポイントとの関連で位置が大きく想定軌道からはずれることがあります。

親子関係無効

位置や、スケールなどの調整を ほとんどエフェクトで行っているために適用したレイヤのアクションをレイヤの親子関係で継承することはできません。

複数のレイヤに対して適用したい場合は、プリコンポジション等でひとつのレイヤにまとめてから適用してください。これは仕様です。

位置キー(だけ)のタイミングは保持されない

位置プロパティのタイムラインに作成したキーは、エクスプレッションで強制的にタイミング調整されるため必ずそのフレームにくるとは限りません。ズレる可能性が大です。

(原画位置等)特定のタイミングで特定の位置とサイズが必要なポイントには、「位置キー」と同時に「拡大率キー」も作成してください。「拡大率キー」の位置は保証されます。


現在ぽちぽち試験中。御意見ご感想お待ちしてます。