プロダクション ガイドライン
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プロダクション ガイドライン

VER 0.9c / 2000.06.06

作業用カラースペース

作業用カラースペースが、以下のガイドラインに準拠するように推奨します。

ターゲットカラープロファイル sRGB
ガンマ 2.2
白色点 D65 (x:0.3127 y:0.3290)

また、以下のガイドラインを基に調色・構成等の作業を行うよう推奨します。

  • 標準のターゲットガンマ値

    規格.1 2.2 (作業カラースペースによる)
    規格.2 3.0 (暗調画面作業のために)
    規格.3 1.6 (淡彩画面作業のために)

    (規格 2 および 3 は、特殊作業プロファイルとします。
    作業開始前にターゲットプロファイルを明確にして、カット袋等 作業伝票にこれを明記すること。
    また、混乱を避けるため事前の打ち合わせを充分に行うこと。)

  • 通常の黒レベル

    輝度レベル
    L値 RGB値
    標準作業時 10 各 28 前後
    暗調画面作業時 10 各 34 前後
    淡彩画面作業時 15 各 24 前後

  • 通常の白レベル

    輝度レベル
    L値 RGB値
    標準作業時 90 各 225 前後
    暗調画面作業時 95 各 242 前後
    淡彩画面作業時 90 各 210 前後

  • 色彩の飽和の制限

    (彩度 100% の禁止)

    通常の作業を行う際、 RGB表記 で いずれかのチャンネルの値が 0 または 255 になることを避けてください。

    指定する色彩は、黒および白レベルの制限に準ずる形で、原色飽和を避けるようにします。


    ここで、表記するガイドラインは、以下の様な「最終出力」にかかわる作業時に適用されます。

  • 色指定時の最終パレット
  • 背景の調整
  • 合成(ディレクターワーク・AFX による特殊効果)
  • 特効(セル特効)
  • また、以下のような場合は例外です。 考慮する必要はありません。

  • 作業色(ペインターパレット等)
  • 合成用素材(スーパーインポーズ等)
  • 信号調整用画像(カラーバー等)
  • 特別な意図を持って「画面に原色が必要な場合」

    ただし、「飽和した原色」は最終媒体において
    意図した色が表現できないケースが多いことを
    念頭において、注意して使用のこと。
    (最終出力媒体がRGB系のデバイスで無い場合は、特に注意が必要です。)


    勘違いすると危険なので申し添えておきます。


    上記のガイドラインは、「 RGB値 255 」や、「 RGB値 0 」 のデータの使用を
    禁止するもの 」ではありません

    単純な禁止とは話が違っていて、どちらかといえば 「 255 」 や 「 0 」を有効に使う為の規則だと思って下さい。

    この規則の示している本質は、

    美しい画面の為には「通常の黒よりも暗いデータが必要」で「通常の白よりも明るいデータが必要」である

    ということです。



  • 2000.06.06 TEST
    2000.06.06 プロダクション ガイドライン Nekomataya