フレームを指定する
100フレーム = 幅 24 cm (ねこまたや の場合)
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フレームの計算
通例では 100フレームの 1/2 の寸法を 20フレーム として、その間を均等に分割して
各フレームサイズを求めます。
それよりも小さかったり大きかったりするときは、この寸法を内と外に延長して
サイズを求めます。
ちなみに 20フレームをフィルム制作時の最小撮影サイズの目安としている事業所が
多いです。
** 各フレームサイズの間は面積ではなく寸法で均等に分割します。
この方式を採用すると下図の様に撮影作業時にフレーム数値に
対応するキャメラの高さが等間隔になり計算がしやすくなるので
採用されたのだと考えています(私が・・・ですけど)
(図)
したがって、各フレームの寸法は以下の様になります。
(24cmフレーム=100F の場合)
260F 48cm (260フレームが100フレームの2倍になる--面積は4倍)
240F 45cm (240フレームは、通常の最大素材サイズとなっている場合が多い)
180F 36cm (180フレームも良くある寸法です。A3用紙でタップが入る)
120F 30cm (これは、B4用紙におさまる)
100F 24cm (標準作画用紙でこのサイズ。110Fくらいまでは作画できます。)
80F 21cm (100フレームに対する安全フレームをこの寸法に置く事業所が多い)
60F 18cm
40F 15cm
20F 12cm (通常の最大寄りサイズ。これ以上寄るとさすがに素材のアラが・・)
(10F 10.5cm) (20F 以下は通常使用しない)
この場合 0F が 9.0cm 幅のフレームで10フレーム単位あたり1.5cmの
増加となります
計算を行う場合は以下の計算式が適用できますが、通常の撮影指定では
10フレーム以下の端数の指定を行う事はまずありません。
(あまり微妙な指定をしても意味がないことが多いので。)
((フレーム数) + 60) × 0.15 = (フレームの横幅)cm
((フレームの横幅)cm / 0.15) - 60 = (フレーム数)
***** この式は、100フレームが24cm幅の場合のみです。
一般式は、以下の様になります
100フレームを W として
((フレーム数) + 60 ) × (W / 160) = (フレームの横幅)
((フレームの横幅) / (W / 160)) - 60 = (フレーム数)
数値的な定義をすると
* 任意の標準幅 W を決定して W を160 等分して1単位とする。
標準使用寸法を100に定める為、得られた値から60を減じてフレーム数とする。
と、なります。
この数値定義は、一般の慣習から「ねこまたや」で独自に定義したものです。
ご反論等ありましたらどうぞお寄せ下さい。
実物大フレームが欲しい方は、こちらへどうぞ。
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