黒レベル調整チャートについて
黒レベル調整チャートは、それぞれの条件にしたがって複数のものがあります。
どれが正しいというのでなく、目的にしたがって適切なものを使ってください。
ただし、一番上の[通常使用]以外は、なんらかの形でモニタの性能を制限する為の
チャートなので、使用時は注意を要します。
特に使用すべき理由のない人は、一番上のチャートを利用してモニタの調整を行って下さい。
[通常使用]
γ 1.8 - 黒 2%
γ 2.2 - 黒 2% 相当
γ 2.2 - 黒 10%(通常検査用)
γ 3.0 - 黒 10%(ローキー検査用)
γ 1.6 - 黒 15%(ハイキー検査用)
γ 1.8 - 黒 5%(版権[印刷物]検査用)
チャートは、以下のような構成になっています。
R 10〜25%
|
G 10〜25%
|
B 10〜25%
|
W 10〜25%
|
C 10〜25%
|
M 10〜25%
|
Y 10〜25%
|
R 5〜20%
|
G 5〜20%
|
B 5〜20%
|
W 5〜20%
|
C 5〜20%
|
M 5〜20%
|
Y 5〜20%
|
R (BL +5%/+1%)
|
G (BL +5%/+1%)
|
B (BL +5%/+1%)
|
W (BL +5%/+1%)
|
C (BL +5%/+1%)
|
M (BL +5%/+1%)
|
Y (BL +5%/+1%)
|
R (BL -5%/-3%/-1%)
|
G (BL -5%/-3%/-1%)
|
B (BL -5%/-3%/-1%)
|
W (BL -5%/-3%/-1%)
|
C (BL -5%/-3%/-1%)
|
M (BL -5%/-3%/-1%)
|
Y (BL -5%/-3%/-1%)
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
背景 黒レベル ( 2% または 5% または 10% )
|
まず、モニタの調節機能を使って
ブライト (またはカットオフ)
コントラスト (またはゲイン)
の値を最大にして下さい。
次にブライト (カットオフ) 調節機能を使って カットオフ を、徐々に下げていって、
5 段目 の レベル 0 が
「背景と同じ暗さになる」
4 段目 の 各色 黒レベル -5/-3 は
「背景と同じ暗さになる」または「わずかに見えるかな ?」
3 段目 の 各色 黒レベル +5 が
「わずかに見える」
1〜2 段目 の 各色 レベル 20-25 が
「はっきり識別できる」
という感じが望ましい状態です。
「ブライト」は別名「カットオフ」とも呼ばれ、
「入力がどの程度強くなったらブラウン管面を光らせるか?」
を決める機能です。(あまり正確ではないが、まあそんな感じ)
調節して見えなくなったからといって、
「まるで光っていない」
わけではなく、
見えない程度に
「わずかに光って」います。
そのため、モニタの周囲が暗くなった場合、黒く見えていた部分が明るく見えてきます。
周囲の明るさが変わったら、作業している環境に合わせてモニタの調節を見直す必要があります。
自分が、作業をする環境に合わせて、モニタは、適切に調整してください。
チャートを表示する ( γ 1.8(2.2)/BL 2% )
!! 注意 !!
周囲の明るさがあまりにも暗い場合(完全暗室など)
モニターの調節機能の限界を超えてしまうことがあります。
ブライトを最低にしてもチャートの背景と黒が判別できてしまう(なじまない)
場合は、作業環境の方を見直してください。(暗過ぎは危険)
Nekomataya / Kiyo 2000
2000.07.07
|
黒レベル調整チャートについて
|
|