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ハードウェアの調整手順
それぞれの調整チャートの「真ん中タップ穴」のリンクで、元のページにもどれます。
慣れてきたら、「左右のタップ穴」のリンクで、次々にチャートを表示できます。
- モニタモードを設定する 画面モードを決めるで決定した、画面モードを設定します。 具体的な設定方法は、使っているOSや機器によって違いますので、ここでは述べません。 わからないことがあったら、近くにさまよっている「人間マニュアル」を捕まえて下さい。
!! 注意 !!
マッキントシュを使用している人は、基本的なモニタの調整の前に、 カラーシンク機能拡張を OFF にして、OSを再起動して下さい。 その他のカラーマネジメントシステムを使用している人も、 それぞれの使用方法に即して映像信号の調整機能を一旦停止してから、 モニタの調節を始めて下さい。 いかなるシステムでも、[ソフトウェア的に変調された映像信号]を 出している状態でモニタの調整を行うことに意味はありません。
- ジオメトリを調整する(ハードウェア調整−1) 設定したモードに合わせて 画面の縦横の比率・角度・歪みなどの調整をします。 調整用のチャートを用意しました。活用して下さい。 モニタジオメトリ調整チャート
「少しでも広い方がよい」といって、モニタいっぱいに画面を広げていると ブラウン管の状態が観測できなくなります。 黒い部分(電子ビームのあたっていない所)と画面を対比することで、状態を 把握することができます。画面表示には少し黒い部分を残して下さい。 また、1280×1024 などの「3:4 ではない」モードの場合 ピクセル縦横比が「1:1」から大きくはずれます。 どのくらいはずれているかを自分で認識していれば問題はないのですが・・ 「そんなもの覚えておくぐらいなら、1:1 に調整しちゃうよ・・私はね」。 どのくらいはずして調節するか決めるくらいなら はずさないように調節しましょう。
- 白色点色度(色温度)を設定する(ハードウェア調整−2) 選択したプロファイルにしたがってモニタの色温度を調整します。 モニタの中には、色温度の調節できない(固定の)モニタもあります。 その場合はそのモニタの白色点色度を正確に測定して、後述のソフトウェア調整で 「なんとか」します。(ならないかも) 調節できる場合でも 正確に調節できていなければ意味がない ので、調節後に適切に測定を行って希望の白色点色度から どのくらいずれているかを記録して下さい。 ずれが大きい場合は、ソフトウェア調整を行います。
*どのみち、ソフトウェア調整なのかと思った人、「正解です」 ただしソフトウェア調節は、しなくて済めばその方が良いし、 「青を赤に見せかける」よりも「朱色を赤に見せかける」方が楽なので、 あらかじめモニタのほうでなるたけ近い値を出しておくわけです。
- 黒レベルを出す(ハードウェア調整−3) カットオフ(ブライト)の調節をして画面の黒レベルを出します。 詳しくは 黒レベル調整チャート を見ましょう
以前の記述にあった、各プロファイル毎の調整は、 危険が大きいと判断して一部修正を行いました。 作業をする際の、[通常使用]チャートを作成しました。 これは、モニタのフルレンジをRGB標準のフルレンジに割り当てるための 黒レベル調整チャートです。
- 白レベルを確認する(ハードウェア調整−4) ゲイン(コントラスト)の調節をして画面の白レベルを調節します。 詳しくは 白レベル調整チャート を見ましょう
程度の低い(古いとか安いとか)モニタ以外は、 通常「最大ゲイン」で良いと思います。 調節より確認かも
- 現在のデバイスガンマを確認する(ハードウェア調整−5) 「黒・白レベル」まで調節したら、見た目はかなり統一されているはずです。 ここで、現在のモニタとコンピュータのデバイスガンマ値を測定します。 ガンマ目視チャート チェック用・色指定用のシステムの場合は、上の簡易チャートではなく、 モニタガンマ精密測定用チャート を、使用しましょう。測定には、測定器が必要なので制作に申し込んで、 測定できる人間を呼びつけましょう。
測定値は、記録して管理できるようにして下さい。
ご使用のOSが、Windows系の場合は、たぶんガンマー値は、2.2〜2.5 位だと思います。 一般的な作業環境で測定値と目標値の差が ±0.1〜0.2 程度の場合は、良好な状態だと 思われます。安心しましょう。
以上で、ハードウェアの調整を終了します。 次に、ソフトウェア調整 を行います
2000.07.07 | モニタ調節-2 |
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